早すぎた天才…道川満彦

たまたま競馬裏事件史という本を読んでいた時、道川満彦さんの事を知る。
今は廃場となった益田競馬のトップジョッキー。
その立場にありながら、更に上を目指しマレーシアやシンガポールに単身乗り込む。
そこでリーディングジョッキーまで上り詰めた天才＆情熱の騎手。

恥ずかしながら、彼の存在を本により初めて知った。
私自身が無知のせいでもあるが、世間的にもそれほど騎手の評価が高くなかったのだろう。
その後、いわれの無い八百長疑惑に巻き込まれ、
日本に帰国後もＪＲＡの試験を受けるも不合格になるなど、不遇の時を過ごしたらしい。

「どんな騎手だったのだろう？」と気になりネット検索すると驚いた。
なんと今年の6月に亡くなられていたのだ…。
（http://d.hatena.ne.jp/wao_o/20070607/p1）
全く知らなかった。彼の存在を知ったその時、彼はこの世にはいなかった…。
偉そうに競馬通ぶっていた自分が恥ずかしかった。。。

安藤勝己騎手や岩田康誠騎手が地方競馬からＪＲＡに移籍し大活躍している昨今。
地方騎手の移籍解放があと20年早かったら、
道川満彦騎手の存在は今とどれほど違っていたのか…見てみたい気がした。
遅ればせながらご冥福をお祈りします。

【御神本騎手と道川さんの対談】
そして同じ益田競馬から大井競馬に移籍し活躍している御神本騎手には、
更なる今後の活躍を期待したい。まだまだ地方競馬にはすごいヤツが沢山いるぞ！